前回は転勤をきっかけに、転勤先での自宅購入を考え始めたところまでを書きました。
とはいっても転勤のまでに家族の引っ越し先を決める時間は無かったので、まずは一時的に単身赴任をして家族での引っ越しに備えて物件を探すことにしました。
場所(地域・エリア)を絞り、物件を絞る。それと並行して賃貸と購入も考える。
いろいろな要素を複合的に検討する必要があり、一筋縄ではいきませんでした。
賃貸 VS 購入 の検討
場所(地域・エリア)はさておき、ここでは賃貸と購入の比較について書きます。
私にとって賃貸と購入、総合的にメリットがあるのはどっちなのか?
かなり悩みました。
(この時は不動産投資という視点はあまりありませんでした)
賃貸の場合
メリット
・(次の)転勤に応じて身軽に引っ越せる
・購入と比較し、大きなお金は不要
デメリット
・前回気づいたお金の問題(購入した自宅に住む転勤前と比較し、毎月55,000円以上損する)
・傷つけたりしないように気をつけて生活しなければいけない
購入の場合
メリット
・自宅なら好きなようにDIYできる。
・子供が遊んだりして少々傷ついても気にならない。のびのび使える。
デメリット
・金銭的負担その①:一時的に大きな出費を伴う。
・金銭的負担その②:住んでいる間は毎月55,000円の損を防げたとして、再度転勤するとどうなるのか? 例えば売却する場合、購入金額からの値下がりは55,000円×住んだ月数以内に収まるのか?
上記のように比較して考え、気づきました。
賃貸のデメリットは克服のしようがありません。
一方、購入のデメリットは金銭的な問題だけであり、かつ、克服のチャンスはあります。
購入の精神的なメリットも大きいと感じました。
私の中では「購入」がかなり良い選択肢と思えてきました。
賃貸 VS 購入 お金の比較
賃貸の場合のお金の動きははっきりしています。
家賃が会社の上限額以内かどうか?
→上限額以内であれば、その一定割合を自己負担。
→上限額を超えていれば、その一定割合+上限額を超える分が自己負担。
これがその家に住む限り(ただし上限年数)続く
期限の上限がありました。
しかし上限年数は10数年であり、そこまでは今回の転勤が続かないはずなので、あまり関係なし。(ただし、上限年数を超えると、なんと、家賃全額自己負担! 会社は自宅の購入を暗に促しています。)
購入の場合のお金の考え方は悩みました。
色々考え、結局以下のように決めました。
「買った家を2年(転勤期間の想定)で売っても1,320,000円くらいの値下がりで収まる」金額で購入できる物件にする。
で、それは一体いくらなのか?
・購入金額と比較し、1年で3%、2年で6%の値下がりとする。それが1,320,000円。
→1,320,000÷0.06=22,000,000円
・1年で4%、2年で8%の値下がりとする。それが1,320,000円。
→1,320,000÷0.08=16,500,000円
・1年で5%、2年で10%の値下がりとする。それが1,320,000円
→1,320,000÷0.10=13,200,000円
と考えました。
実際は、購入の場合にはこれ以外もあります。
・税金などの所有するコスト
・登記費用や手数料などの不動産売買に関するコスト
・マンションであれば月々の管理費と修繕積立金などのコスト
本当に値下がりが1,320,000円だと上記コスト分が持ち出しなのですが、購入の場合の精神的メリットを得るためのお金と考えました。
値下がりが3%/年なのか、5%/年なのか、小さい違いのようですが、実際に予算を計算すると大きな違いです。
5%と3%、5-3=2、たった2%の違い、
と考えるか、
5÷3=1.67、値下がり幅が1.67倍も違う、
と考えるか、
なのですね。
ちなみに、予算1,320万円と2,200万円では、ほとんど倍半分といえるくらいの違いです。
このへんは悩みました。
賃貸 VS 購入 妻との相談
一方、この当時、妻はまだ購入に懐疑的でした。
金銭的に、本当に損しないのか?
購入の場合に本当に納得できる物件が見つかるのか?
私も購入決め打ちするのは怖かったので、賃貸物件と購入物件とを並行して探しました。
週末を使い、妻(と子供)に東京から来てもらい、土日みっちり賃貸と購入の物件内見、というのを2回行いました。
結局今の家(中古マンション)を「購入」という結論に至りました。
いろいろ考えましたが、この判断がどういう結果なるのかは、次の転勤(引っ越し)の時までわかりません。
お楽しみに!
私自身も楽しみです!
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